桃の咲く頃 君を思い出す

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こんにちは canadeです。

 

今日は従弟の法事に行ってきました。

彼は父の妹の長男で私より3週間あとに生まれました。

母たちは妊娠した。つわりがひどい。お腹がこんなに出た・・・といつも話していたのでしょう。

首が座った。這い這いした。歩いた・・・と一緒に喜んでいたのでしょう。

小学校に入学した。中学、高校・・・と節目の時は我が家ではいつも彼の名前が出て楽しい会話をしていたことを思い出します。

年が同じなのでたくさんのいとこたちの中でも私にとってはちょっと特別な存在で、一緒に成長してきた従弟でした。

 

彼が亡くなった時、私はいくつかの大きな問題を抱えており、パニック寸前のような精神的にも時間的にもギリギリの生活をしていました。

亡くなった連絡を受けて彼の家に駆け付けたのですが、お参りしていて自分の靴下が薄くなっていることに気がつきました。いや気がつていたのですが履き替える余裕すらなかったのでした。

手を合わせながら深い悲しみと・・・同時に自分のみすぼらしさを情けなくも思ってしまいました。

その時、「がんばれ」ーという声が聞こえました。

まるで私の肩をそっと叩くようなそんな声。私はすぐ彼の声だとわかりました。

優しい性格でしたから、こんな状況下でもくたくたになっている私を励ましてくれたのでしょう。

私は その晩から本当に元気になりました。問題はまだまだ続いたのですがへこたれずに前を見て歩くことができました。

 

「桃の咲く頃 必ず君を思い出すよ」と約束してから7年。

今年も私を励ましてくれた君への感謝に涙します。

ありがとう

 

 

 

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