思い出の菓子器と出会う

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こんにちは canadeです。

 

今日は叔母の家に行ってきました。

一人暮らしの叔母は昭和6年頃建築の大きな家に住んでいます。

この古い家をゲストハウス?シェアハウス?カルチャーハウス?にと・・・思案中です。

 

その実現に向けて女性数名が集まりました。

話がどんどんいろいろな方向に進んでいき…これもまたそれで楽しいひとときですが(笑)

 

葛餅、桜もち、お土産でいただいた樫田堂の酒饅頭とテーブルに並びどれも美味しく一通りいただき菓子器が空っぽになった頃

「この器って実家で使っていたものだ。今は叔母の家で使われているのか~なつかしいなぁ」と見ていたら・・・

一人の方が父の作ったものだと器を指されました。彼女のお父様は有名な芸術家だったとのことで、三越に出していた作品だと・・・

 

60年近く前のことで彼女は生まれていませんが、お父様の作品の一つとしてご存じらしく・・私はもちろんそんなことは知らず、記憶の中ではいつもその器にみかんなどが入りテーブルの上にあったこと。

たぶん使い勝手がいいのだろうと思っていましたが、父のお気に入りだったのですね

父は私が子供の頃 仕事で毎月東京に行き、デパートを回りいろんなものを買ってきてくれました。三越でその菓子器に出会ったのでしょう。

 

作り手と買い手。東京と金沢。半世紀以上が経ち、それぞれの子供がその器を真ん中に向かい合う偶然

 

「お父さん あの器と出会ったよ」

お互いの父を思い出すなんて素敵なひと時だったでしょうか。

 

4日後は母の命日でお墓にお拝みに行きます。その時出会いを両親に話しましょう。

 

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