こんにちはcanadeです。
今日は旧暦についての話をします。
★旧暦と新暦とは?
現在私達が使っている暦はグレゴリオ暦というものです。明治6年からこの暦を使用しています。それ以前に使われていた暦を旧暦と呼び、改暦後 つまり現在使っている暦を旧暦に対して新暦と呼びます。
★旧暦と新暦の違い
新暦・・・現在私達が使っている暦(グレゴリオ暦)は、太陽の動きをもとにして作られているため、「太陽暦」と呼ばれます。
旧暦・・・太陽暦が明治6年に採用される以前の日本では、月の満ち欠けをもとに、季節をあらわす太陽の動きを加味して作られた「太陰太陽暦」が使われていました。一口に太陰太陽暦といっても、歴史の中ではたくさんの暦法が使われてきましたが、太陽暦への改暦の直前に使われていた「天保暦」と呼ばれる暦法のことを、一般には「旧暦」と呼んでいます。
旧暦を含む太陰太陽暦では、月が新月になる日を月の始まりと考え、各月の1日としました。それから翌日を2日、その次の日を3日と数え 満月の日は15日。そして、次の新月の日がやってくると、次の月の1日になります。
現在でも旧暦での習慣は、私たちの生活の中で生きています。
例えば、
「中秋の名月」は旧暦の8月15日の満月の日のこと
「七夕」も旧暦の7月7日におこなっていたものです。新暦の七夕は梅雨時期で可哀想になかなか彦星さんと織姫さん会えませんよねえ~でも旧暦では、現在の8月ですから2人はハッピーな日を過ごされていたのでしょうね。
では 9月9日の「重陽の節句」ってご存知ですか?
「菊の節句」と言われ 菊酒を飲んで不老長寿を願います。 旧暦では10月中旬から下旬ですが 新暦の9月9日は残暑が厳しい時です。まだ菊は咲いていませんね〜。そのせいではないでしょうが 現代の私たちの生活の中では影が薄い節句です。
旧暦は使われなくなり140年、私たちの生活に生きているもの、忘れかけられているものいろいろですが、昔からの習慣の意味やそこに込められた日本人の心は、これからも大事に受け継いでいきたいものです。