七十二候 黄鶯眼院(うぐいすなく)

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こんにちは canadeです。

 

今日は七十二候の二候  黄鶯眼院(うぐいすなく)

山里で鶯が鳴き始める頃。

春の訪れを告げる鶯は「春告鳥」(はるつげどり)とも呼ばれるそうです。春告鳥ってすてきな名前ですね。立春の日はは春を感じさせるようないいお天気でしたが、今週は寒さが厳しく…そんな時に 黄鶯眼院 はホッとする暖かさを感じます。

 

金沢は北国ですから2月も寒いです。立春という憧れの言葉を聞いてからも、なかなか春は来てくれません。

三寒四温という言葉がよく聞かれますが四寒三温のような日々が3月初旬まで続きます。春宵月の2月をどのように心豊かにして過ごすか…私の長年の課題です。

今年は雪も積もっていないので 梅を見にいくことにしましょう。ちょっと気を入れて着物を着て出かけましょう。そんなこんな考えていましたら晴れてきました。

逃げない私、闘う私 そうそう今年はそんな私になるのでした~

 

さて七十二候について簡単にご説明しますね。

太陽がまわる道を黄道といいます。(円を想像してください)

①黄道を夏至と冬至の「二至」で(縦に)2等分

②春分と秋分の「二分」で(横に2等分して)4等分になります。

③その中間に立春・立夏・立秋・立冬の「四立」を入れて冬至・立春・春分・立夏・夏至・立秋・秋分・立冬の「八節」

(円は8つに分けられました・・・つまり一節は360日÷8=45日になります)

④一節づつを15日ずつ3等分したものが二十四節気

(八節×3=二十四節気)

⑤さらにその15日を5日ずつに3等分して 時候を表したものが七十二候

(二十四節気×3=七十二候)

つまりは立春・立夏・立秋・立冬の4つの季節をそれぞれ6で分けたものが二十四節気でそれをそれぞれ3つに分けたものが七十二候です。

 

七十二候は 気候や動物・植物の様子を短い文で表しています。農耕を主としてきた日本人には季節の移り変わりなどを知ることができた大変大切な情報でした。

 

現代の私たちの暮らしでは 昔の人のように自然にふれることも少なくなりましたし ピンとこない候もありますが、季節感を大事にすることは今も変わりません。

季節を感じながら暮らすことは素敵なことですね。

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