箸置き 〜時間をかけて丁寧にいただくということ

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るこんにちは canadeです。

先日 知り合いの方のお姉さまがテレビにご出演されました。マツコさんとの対談ですが話題は箸置きです。

箸置きの話に入る前にお姉さまがご自宅でお食事をされている様子が映し出されました。

マツコさんは食膳(器や盛り付け)に関心しています。

私は箸の取り上げ方の美しさにびっくり。

夫は一回毎に箸を置き正しい姿勢でゆっくり召し上がる心に感心しています。

短い食事のシーンに3人がそれぞれの観点で感想を述べました。(マツコさんも同列にしてすみません)

 

テレビに映ったブリ大根は品良く煮てあり、バランスよく美しい器に盛り付けしてありました。

私が育った家は普通のサラリーマンの家庭でしたが 食器はいろいろありお惣菜に合う器に入れて食卓に出ていました。

金沢というのは、そういう文化で日々当たり前のように暮らしていましたが・・・今の私はどんな料理にでも合うようにとにかく白っぽい食器を使います。洗いやすい・仕舞いやすい食器 つまり後片付けが楽な食器ばかりを使う。

マツコさんが食膳の美意識を褒めた理由はよくわかります。

 

夫は、体調管理に今は気が向いています。正しい姿勢で何度も咀嚼してゆっくり味わうことがなかなかできないことを知っています。

時間をかけて丁寧に頂く心に感心したのでしょう。

 

私は 箸を持ち上げた2~3秒で参りました。

「いただきます」で感謝します。箸を持ち上げる瞬間は食膳(感謝したもの)と対峙する覚悟のような瞬間だと思いました。

武士が鞘から刀を抜いて相手と向かうそんなイメージが出るくらい綺麗な所作でした。

 

一度お目にかかりたいという思いも込めて、放送を見て良かった旨をメールしたところ・・・

「こわい姉です。何でも一生懸命。中途半端は嫌いでいつもしっかりしなさいと言われています」と返ってきました。

どんな時でも、どんなことでも気を抜かない方なのでしょうね。

私はもう少し修行してから お会いしていただけたらと思ってしまいました。

 

23日BSにもご出演されます。今度は石坂浩二さんの司会ですので、箸置きを通しての歴史的な話もあるのでしょうか?楽しみです。

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